「新情報!!四種混合が生後2か月からになります!!」
こんにちは。
アクアキッズクリニックです。
四種混合ワクチンの定期接種について、厚生労働省は2023年4月1日から、接種可能時期を前倒しすることを決めました。
そのため、生後2か月から四種混合ワクチンが接種可能となります。
1か月接種時期を前倒しすることで、乳児では重症化しやすい百日咳の患者数を年間約100人減らすことができると見込んでいます。
百日咳にかかると咳が止まらず呼吸ができなくなり、身体中に酸素がいきわたらなくなってしまい、チアノーゼや痙攣を起こすことがあります。
一歳以下の乳児、とくに生後6ヵ月以下の子どもでは亡くなってしまうこともあります。
しかし、そのような怖い病気に対して一か月も早く予防を行うことができるのです!!
「四種混合ワクチンについて」
四種混合ワクチンとはジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオの四種類の病気の発症予防の定期接種ワクチンです。
ジフテリア、百日咳、破傷風に関しては一つ前に掲載したブログ「DT(二種混合)とDPT(三種混合)について」に記載してあるので、そちらも見てみて下さい。
今回はまだ記載していない『ポリオ』についてお話したいと思います。
ポリオは脊髄性小児麻痺とも呼ばれ、ポリオウイルスによって発生する病気です。名前のとおり子ども(特に5歳以下)がかかることが多く、麻痺などを起こすことのある病気です。
主に感染した人の便を介してうつり、手足の筋肉や呼吸する筋肉等に作用して麻痺を生じることがあります。
永続的な後遺症を残すことがあり、特に成人では亡くなる確率も高いものですが、ワクチン接種により、99%の方が十分な抗体を獲得すると報告されています。
四種混合ワクチンは、これらの病気に対して一番初めに行える防衛策なのです。
「同時接種の必要性について」
日本の赤ちゃんが1歳前に打つ主なワクチンは7〜8種類。何回か接種する必要があるワクチンもあり、接種回数は15回以上にもなります。
そこで有効なのは同時接種です。同時接種とは2種類以上のワクチンを一回の通院で接種することです。
親御様としては泣きながら何本も痛い思いをしながら注射を打たれる我が子を見ることはとても辛いと思います。
しかし、ワクチンを1種類ずつ接種していては免疫ができるまでにたいへん時間がかかってしまいます。その間にも病気は待ってはくれません。
同時接種と単独接種では安全性や効果も変わらないと言われています。
同時接種は必要な免疫をできるだけ早くつけて子どもを守るだけでなく、保護者の通院回数を減らすことができます。
また、予防接種スケジュールが簡単になり、接種忘れなどがなくなる(接種率があがる)だけでなく、予防という本来の目的を果たす意味で非常に重要なのです。
「生後2ヶ月から予防接種を打つ理由」
産まれたばかりの赤ちゃんはお母さんからもらった免疫があり、感染症にかかりづらい時期です。
しかし生後2ヶ月ごろからお母さんからもらった免疫が徐々に低下していきます。
とくに百日咳では生後1ヶ月でほぼ消失し、免疫のない家族内接触者の80%は罹患するとも言われています。
そのため危険な感染症から赤ちゃんを守るためにも予防接種を生後2ヶ月からしっかりと早めに打っていく必要があります。
「まとめ」
来年度より生後2ヶ月で打てるワクチンは、B型肝炎、ロタウイルス、ヒブ、肺炎球菌、四種混合と5つのワクチンが同時接種可能となりました。
当院では1週間前から前日までに予約をとっていただき、すべての診療時間内で接種可能のため、親御様のご都合が良い時間に合わせて準備をさせていただきます。
注射を頑張った子にはガチャガチャと当院スタッフが描いたかわいい絆創膏を貼らせていただきます。
大切なお子様の未来を守るためにも予防接種を適切な時期に打ちましょう。
どれをいつ接種したら良いのか分からないときには、気軽にアクアキッズクリニックへ聞きに来てください。
接種券を全て持って、予防接種の予約をしてもかまいません。
アクアキッズクリニックのスタッフ一同、子どもの笑顔を守る為に365日お待ちしております。
🐟🐟アクアキッズクリニック🐟🐟
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