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「うんち💩」のコントロールをしましょう!

[2023.11.27]

アクアキッズクリニックです。
今回は『便秘症』についてお話をしていきます。

便秘症とは?

便秘症は、「よくある病気で、たいしたことではない」と 考えられがちですが、便秘症のお子さんは、便をするときにとても痛い思いをしたり、苦しい思いをしたり、 決してほっておいてよい病気ではありません。
今では10人に1人くらいか、それ以上と考えられているほど子どもにとって便秘症は珍しいものではないのです。
便秘症 はきちんと治療をしないと「悪循環」を繰り返してどんどんひどくなり、しまいには「巨大結腸症」といって腸が異常に ふくらんでしまったり、遺糞症(いふんしょう)といって、 おもらしが続く状態になってしまうこともあります。
幼少期からの排便習慣がしっかり身についていないと、精神的にも悪影響を及ぼすとされています。
イライラや多動、学習障害の原因になったり、ひどい場合には家庭内暴力に発展したりすることもあります。
実際に便秘症をしっかり治療することで、それまで「落ち着きがない」と言われていた子が、集中して物事に取り組むことができるようになることもあります。
そのため、子どものうちからしっかりとした排便習慣を身につけて、「便秘症」と診断されたら、適切な治療を早期に始めることが大切です。

便秘とは、便が長時間出ない、または出にくいことをいいます。
一般的に週に3回より少なかったり、5日以上出ない日が続けば、【便秘】と考えられます。
また、毎日出ていても、出す時に痛がって泣いたり、肛門がきれて血が出るような場合も便秘です。
腸に便が溜まりすぎると、少量の便が頻繁に漏れ出るようになります。小さいコロコロの便や、軟らかい便が少しづつ1日に何回も出ている場合も便秘の疑いがあります。
便秘のために、治療が必要な状態を「便秘症」といいます。
便秘症が1~2ヵ月以上続いた場合は「慢性便秘症」といいます。
子どもは、離乳の開始や終了のころ、トイレットトレーニングのころ、学校へ通いだしたころに慢性便秘症がはじまりやすいと言われています。

 

便秘症の悪循環

便秘症は、放置しておくとだんだん悪くなることが多い病気です。
その理由として、硬い便を出して肛門が切れ、痛い思いをすると、2~3歳の子どもは、次の排便を我慢してしまったり、肛門の筋肉を締めながら息むようになります。
便はしばらく我慢していると、出たくなくなるため、そのまま大腸に便が残ります。
大腸は、便から水分を吸収するのが仕事のため、便はどんどん硬くなり、出る時には非常な痛みをともなうことになり、子どもは益々便を我慢するようになり、悪循環となります。
そのようなことが続いていると、常に便が腸(直腸)にある状態が続くことになり、腸がだんだん鈍感になってしまいます。
便秘でない人であれば、直腸に便が溜まると便意が生じますが、それがおこりにくくなる結果、益々便が長く腸にとどまって硬くなっていくのです。
このような2重の悪循環がおこるために、こどもの慢性の便秘症は悪くなっていってしまうと考えられています。

引用:うんちを出さないようにしている!?小児の便秘にできる大人のサポート | 記事 | 腸活ナビ

生活改善や治療によって便を柔らかく保ち、子どもが「便をするとすっきりする=快便感」があることを体験でき、いつも直腸が空であるようにしていれば、 この悪循環をたちきることができます。
そのような状態を続けていけば次第に腸の感覚ももどってきて、便秘が改善していきます。
また、自分の意志で肛門をしめて便を我慢できるようになるのは1~2歳くらいと言われています。
年長になればウンチは出さなくてはいけないということがわかるので、2~5 歳の幼児期に特にこの悪循環に陥りやすいと言われています。

 

お家でできる便秘対策

①早寝早起きをして、規則正しい生活をしましょう

→朝ごはんを食べることは、便秘解消はもちろん、健康なカラダづくりには欠かせないものです。朝ごはんをしっかり食べようと思えば、早く寝て余裕をもって起床しなければいけません。朝ごはんを食べることで腸の動きが活性化され、便意をもよおし、排便もスムーズになります。

②乳酸菌や食物繊維を含む食材を取り入れましょう

→子どもの便が硬い、出にくいと感じたらリンゴやゴボウ、キノコや昆布などといった食物繊維を多く含む食事を心がけましょう。

③適度に身体を動かしましょう

→身体を動かすことは、腸の運動を活発にして便通をよくするといわれているため適度な運動を心がけましょう。また、運動後は水分もしっかり摂取しましょう。

④排便日誌をつけましょう

→子どもの排便状態を把握するのにおすすめなのが排便日誌をつけることです。回数や時間、便の硬さ、その時の様子などを記録することで変化に気づいたり、治療に役立ったりします。クリニックにも排便日誌は用意してありますのでいつでもお渡し可能です。お気軽にお声掛け下さい!

 

赤ちゃんの便秘

1歳未満の赤ちゃんは、まだ自分で自由に身体を動かすことができず、ほとんど寝たきりの状態が多く、腹筋も未熟なため上手にいきむことができないことがあります。
普段と比べて便の量が少なかったり、なかなか便が出ないときなどは、肛門刺激(綿棒浣腸)をすることがおすすめです。
綿棒にワセリンなど滑りをよくするものをぬって、肛門から1~2cmほど挿入することで刺激します。肛門を痛めないようにやさしくやれば毎日やることも可能です。
肛門刺激をすることで、赤ちゃんの排便のお手伝いをしましょう。

薬剤療法

生活習慣の改善や、食事療法で便秘の症状がなくならない場合には、医師の診察のもと下剤や浣腸などの薬も使用します。

外用薬

浣腸や座薬

内服薬

・浸透圧性下剤 :モビコール(2歳以上)、酸化マグネシウム など
・刺激性下剤:ラキソベロン、プルセニド などがあります。

生活や食事に気をつけても、便の回数が少なかったり、出すのが楽にならない状態が続く場合、そのままでは、どんどん便秘が悪くなる可能性が高いため、効果が確実とされている薬をきちんと飲んで良い状態を続けることがとても大切 です。
治療の効果や排便状況を確認するために当院は、排便日誌も一緒にお渡ししています。
ブリストルスケール4〜5を目指してお薬の量を調整していきます。
便秘がよくなって、すぐに下剤を中止・減量すると再発する可能性が非常に高いので、長く続けることが原則です。
多くの場合、6ヵ月から2~3年は続けることになります。
長期管理になりますが、医師の指示をうけながらあわてずに減量していきましょう。

引用:ブリストルスケール|介護現場の用語集:花王プロフェッショナルサービス


まとめ

子どもの便秘の悪循環を防ぐには、「うんちをすることは気持ちがいいこと、楽しいこと」だと教えてあげることがとても大切です。
幼少期から正しい排便習慣を確立することで、大人への便秘を持ち越さずにすみます。
子どもたちの便秘にはやく気づいて対応することが、とても大切です。
少しでも気になることや不安なことがあれば何でもご相談下さい。お待ちしています。

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