第1回アンケート結果報告－その④
こんにちは。
アクアキッズクリニックです。
2/25（土）～3/5（日）の2週間、第1回アンケートを実施しました。
合計233件の回答があり、集計に時間がかかり、申し訳ございません。
その①、その②、その③はこちらをご覧ください。
今回は第4回『薬局での待ち時間について』です。
当院の2階に「はなまる薬局」がございます。
ご意見の多くに、「待ち時間が長い」という意見が多くありました。
理由は大きく分けて
- 小児科のお薬は一つ一つ分量が異なるため、調剤するのに時間がかかる。
- 薬剤不足
- クリニックモールであること
この3つとなります。
一つずつご説明を致します。
小児科のお薬は一つ一つ分量が異なるため、調剤するのに時間がかかる。
小児科のお薬は体重によって処方量が増減します。
子どもそれぞれの体重に合ったお薬の量が決まっているため、その量を一つ一つ準備しなければなりません。
その為、小児科の受診でこどものお薬をお渡しするのに時間がかかっている理由の一つとなります。
では、元々、多く処方されるお薬（風邪薬など）は前もって準備していれば良いのでは？と多くの方が思われるかもしれません。
ここで2つ目の理由となります。
薬剤不足
新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた2年前から薬剤が入荷困難な状況が続いており、多くのお薬が不足状態になっております。
これは、どこかが多く買い占めているとかではありません。
需要（みなさまがお薬を使う量）に対し、供給（製薬会社が作るお薬の量）が追いついていないのが、現状です。
その為、子どもたちのお薬を前もって準備しておくことが困難な状況となっています。
また、多くの薬が入荷しない状態であり、予備として多めに貰っておくということもできない状況となっています。
https://www.nippon.com/ja/news/fnn20230108466776/
クリニックモールであること
待ち時間の延長に繋がるもう一つの原因としては、クリニックモールの患者様が「はなまる薬局」を利用することにあります。
当院の在籍しているクリニックモールには内科、耳鼻科、皮膚科、そして当院と4つのクリニックがあります。
その患者様が一つの薬局に集まる為、待ち時間の延長にも繋がります。
最後に
薬局の選択は自由です！
処方箋はどこの薬局でも受け取ることが可能です。
しかし、前述した薬剤不足から小児科特有のお薬（粉薬やシロップ）がどの薬局にも置いてあるわけではないため、
別のお薬に変更になったり、別日に受け取りになったすりる場合がございます。
当院は土日祝日も診療しております。しかし、日曜祝日に開いている薬局はほとんどありません。
「はなまる薬局」は土日祝日も当院の診療に合わせ、処方箋受付を行っております。
上記、ご理解の程、宜しくお願い致します。
容器代について
こどものシロップや混合軟膏の場合、容器代が別途かかります。
これは、容器代は元々、保険診療の中にはなく、実費負担が基本となっています。
薬局毎に、容器代を患者様に請求するか否かを決めている為、薬局ごとで容器代を取られたり取られなかったりしているということになります。
容器代は、保険診療外のものなので、容器代の支払いがない所は、薬局が容器代を負担しているということになります。
あくまでも、薬局の厚意によって、容器代がかかっていないということをご理解お願い致します。
「はなまる薬局」では、現在、容器代を患者様に請求するという形を取っています。
はなまる薬局では、当院だけでなく、他のクリニック様の処方箋も扱っている為、当院の処方のみ容器代を請求しないこととすると、
他のクリニックの処方箋も容器代は取らないという形となるため、現在、容器代を請求するのかしないのか、地域性も含めて検討して頂いております。
たくさんのご意見・ご要望ありがとうございました。
たくさんのご回答を頂けている為、小児地域医療に貢献できるよう、改善を図っていければと思っております。
クリニックや薬局だけでは、解決できない部分もあるため、
まだまだ皆様にはご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、より良い医療を提供できるよう、最善を尽くしてまいります。
今後とも何卒宜しくお願い致します。
アクアキッズクリニック
