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麻しんの発生・ワクチン接種希望について

国内で麻しん発生の報道がされており、
当院にも麻しんワクチンの定期外接種(任意接種)についてのお問い合わせを多くいただいております。

 

【1歳未満で接種した方が良いか?】

1歳未満で接種するかどうかは、保護者様のご判断となります。
麻しん風疹ワクチンは任意接種であれば生後6か月以上であれば年齢に関わらず接種は可能です。
しかし、これから詳しくご説明致しますが、
1歳未満で実施する場合の効果および安全性は十分に評価されていない状態となります。
また、健康被害が生じた際の救済制度も定期接種で適応となる制度と異なりますので、
接種するかどうかは注意点についてご理解いただいた上で、ご検討いただけますと幸いです。

【当院で任意接種が可能か?】

当院で、1回目の定期接種時期である1歳を迎える前やその他の時期の麻しんの任意接種は可能となっていますが、
注意点もありますので、接種ご希望の方はご一読お願いしたします。

まず、当院で麻しんのワクチン接種をご希望される場合は、
麻しん風疹混合ワクチン(MRワクチン)での接種となります。
また、定期接種以外の接種は全て任意接種となりますので、
公費負担はなく自費で13200円(税込)となりますので併せてご了承をお願いいたします。

【麻しん風疹ワクチンを1歳前に接種する場合の注意点】

麻しん風疹ワクチンを接種する場合、1歳以上で実施される定期接種に比べて、お子さんにお母さんからの免疫が少し残っているなどの理由から、免疫の獲得が十分でないことがあります。
また、1歳前に1度接種した場合も、1歳になったら通常通り定期接種での麻しん風疹ワクチン接種が必要となりますので、
就学前での定期接種と合わせ、合計3回の接種が必要となります。

【任意接種での注意点】

さらに、任意接種によって健康被害が起こった時には、
予防接種法に基づく「予防接種後健康被害救済制度」ではなく、
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)による「医薬品副作用被害救済制度」の利用となる点についても注意が必要です。
「医薬品副作用被害救済制度」については、こちらを参考にしてください。
https://www.pmda.go.jp/relief-services/adr-sufferers/0001.html



以上のワクチン接種についての注意点をご確認いただき、

ワクチン接種のご検討をいただけますと幸いです。

 

 


 

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