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おねしょ💦で困っていませんか?

[2024.01.02]

アクアキッズクリニックです。

今回は『夜尿症』についてです。
こどもたちのおねしょで困っていたりしませんか?

今まで中止や延期されていた学校行事の修学旅行や合宿などが再開され始めたいま、
おねしょが心配でお泊まりを嫌がったり、楽しめなかったりするお子さまもいるのではないでしょうか。
おねしょはありふれた子どもの症状であり、その子の性格や育て方などは関係ありません。
精神論や根性論でどうにかなるものでもありません。

大切なことは「焦らず、怒らず、褒める、(他の人と)比べない」です!

 

おねしょと夜尿症の違いとは?

夜尿症とは「5歳以上で1ヶ月に1回以上の頻度で、夜間睡眠中のおねしょが3ヶ月以上続くもの」と定義されています。
6歳未満の子どもでおねしょ(夜尿とも言う)があっても必ずしも病気とは言えませんが、6歳になっても月に数回以上続く場合は「夜尿症」と診断されて治療が必要な場合があります。
一般的には
小学生になってもおねしょが続く場合に夜尿症の治療が行われています。

 

夜尿症の人はどれくらいいるの?

子どもたちは生まれて2歳頃までは毎晩おねしょをしますが、その割合は年齢とともに減っていきます。
5〜6歳(年長さん)では約15%、小学校低学年では約10%、小学校高学年では約5%にみられます。
夜尿症は小学校5年生でも約5%(1クラスに2〜4名程度)いるとされている頻度の高い病気といえます。
男女比は約2:1で男児に多いとされています。
また、ご両親のどちらかに夜尿症の既往がある場合、40%のお子さんに夜尿症が出現するとされていますが、明らかな原因はまだわかっていません。

 

おねしょの原因は?

おねしょは夜寝ている間に作られる尿の量と、尿をためる膀胱の大きさとのバランスが上手くとれていない場合に起こります。
眠っている間に作られる尿の量が多すぎたり、膀胱のサイズが小さかったりするとおねしょの原因になります。

「尿量が多い」

夕食後に水分を取りすぎると夜間の尿量は多くなります。よって水分を控えることが重要です!

また、水分を取りすぎていなくても夜間尿量が多くなる場合があり、その原因として抗利尿ホルモン(バソプレシン)の分泌量が少ないことがあげられます。抗利尿ホルモンは腎臓で身体の中に水分を取り込み、尿を濃くして尿量を少なくする働きがあります。

おねしょの原因の一つとして、夜間の抗利尿ホルモンの分泌量が少なく、たくさんの尿がつくられることがあげられます。

「尿をためる膀胱が小さい」

私たちは腎臓で尿が作られ、尿管を通って膀胱に尿がたまります。そして、膀胱に尿がたくさんたまるとトイレに行きたくなります。昼間よりも夜の方が膀胱が膨らみ尿をためられるようになっていて、昼間は2〜3時間毎にトイレに行きますが、夜間はトイレに行くことなく一晩寝ていられます。

おねしょの原因の一つとして、夜間の膀胱が小さく尿をたくさんためられないことがあげられます。

 

夜尿症はどうやって治すの?

初回の受診の際に、まずは尿検査をして腎臓の病気がないか、ホルモンの異常がないかなどを確認します。

夜尿症の治療の基本は、『生活改善』です。

お子様の約2〜3割が生活改善の実施のみで、夜尿をしなくなると言われているほど重要と言われています。
当院では「スマイル子ども日誌」という日誌をお渡しして、生活改善の状況、毎日のおねしょの有無や量などを記録していただき、受診の際に持ってきていただき医師と治療の経過を確認しています。
2週間から1ヶ月に渡り生活改善を実施しても夜尿症が良くならない場合は、夜尿症のタイプに応じてお薬による治療やアラームを用いた治療を検討します。

 

生活改善のポイント7つをおさえましょう

 

1.規則正しい生活をする

→夜更かしや不規則な生活はおねしょを悪化させます。
早寝・早起き、決まった時間の食事を心がけましょう。
朝食と昼食はしっかり食べて夕食は少し控えめにして早めにとり、夕食後から寝るまでに可能であれば2〜3時間あけましょう。
飲んだ水分がおしっこになるまで3時間かかるといわれています。
そのため、夕食後から寝るまでの時間が短いと、寝た後に尿が作られてしまい、おねしょをしやすくなります。

 

2.水分の取り方に気をつける

→寝る前に水分を取り過ぎるとおねしょに繋がります。
ただし、水分は身体にとってとても大切なので、朝食と昼食ではたっぷり取ってください。
昼食の後からは水分を控えめにして、夕食時から就寝まではコップ1杯(200cc)程度までの水分摂取に留めましょう。
また、カフェインの多い緑茶、紅茶、コーラ、ココアなどを控えてカフェインの入っていない麦茶などに変えましょう。

 

3.塩分を控える

→塩分のとりすぎは、喉の乾きからおねしょの原因となる水分のとりすぎに繋がります。
よって食事の味付けは濃すぎないようにしましょう。

 

4.便秘に気をつける

→便秘とは便の回数が少ない(週2回以下)か、出にくい(出血や痛みがある)ことを言います。
便が腸に大量にある状態は膀胱などを圧迫し、おねしょの原因となっている可能性があります。
食物繊維を多く含む野菜や果物、豆類・芋類などをたくさん食べることを心がけましょう。

腸を刺激するために朝起きたらコップ1杯の水を飲み、朝食を取ります。
登校前にトイレに行く時間を15分程度確保することで排便のサイクルができあがります。
便秘の改善によって、夜尿症の方の約半分が治癒したとの報告があります。

 

5.寝る前にトイレにいく

→トイレに行ってから寝る習慣をつけましょう!
布団に入り30分〜1時間経っても寝付けない場合は、もう一度トイレにいきましょう。

 

6.寝ているときの寒さ(冷え)から守る

→身体の冷えは尿量の増加や、膀胱の縮小につながります。
特に冬は、下着を重ねて靴下を履き、身体を冷えから守り温かくして寝ましょう。

 

7.夜中に無理にトイレに起こさない

→保護者の都合で夜中に無理にトイレに起こしても夜尿症の治療に効果はありません。

(※宿泊行事のときにあくまで緊急避難的に夜中に起こすことは問題ありません。)

 

以上7つの生活改善のポイントを説明させていただきましたが、長い習慣を変えることは容易ではないことを理解し、あせらず辛抱強く行ってください。
お子様は「あれもダメ、これもダメ」と制限される環境におかれ、多大なストレスを抱えていることが多いため、できたことを褒める、プラスに考えるといった肯定できる環境をできるだけ作りましょう!

 

最後に

夜尿症は治療で早く治せる可能性があります!
医療機関で適切な判断や治療を受けることで2〜3倍治る率が高くなることが知られています。
夜尿症によってお子さまが自信をなくし、学校生活や心理面に影響を与えることがあります。
他の病気がかくれていることもあるので、
目安としては
小学校に入学してもおねしょが続くようなら積極的に医療機関を受診して相談しましょう。

 

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