こどもに寄り添った
新しいインフルエンザ検査『nodoca』!!
はじめに
こんにちは、アクアキッズクリニックです。
以前ブログにも書きましたが、今年は通年インフルエンザの診断がつく患者さんが多くインフルエンザウイルス感染症という疾患が一年中みられる病気に変わってしまったのかと考えさせられる年になりました。
また、現在もインフルエンザウイルスは大流行しており検査数、陽性者数が例年ではみられない数字となっています。
詳しくは、インスタグラムで発信している小児感染症発生報告も確認してみてください。
新たな検査方法
例年だとインフルエンザウイルスは冬にかけて猛威をふるってきます。
それと比例して検査希望者も増えてしまいますが、検査をするとき毎回言われてしまうセリフがあります。
「はなのけんさやだ!!」
「はなぐりぐりいたいからしたくない」
「わあああああああ〜〜〜〜〜〜」
クリニックにくる子どもたち、ほとんどの患者さんがインフルエンザ抗原キットによる検査を嫌がってしまっています。
コロナ禍が三年も過ぎ、誰しも一度は経験したことあるであろう鼻をぐりぐりされることで行う抗原検査。
大人でも辛い検査と思う検査を、子どもたちは発熱するたびに何度も検査をおこなっているのが現状です。
そんな負のスパイラルを解決できるかもしれない
新しい検査方法「AI搭載インフルエンザ検査医療機器nodoca」をアクアキッズクリニックは採用しました。
AI搭載インフルエンザ検査医療機器『nodoca』
クリニックでの検査は鼻ぐりぐりでおこなう抗原検査が主流となっていますが、
インフルエンザウイルス感染症検査に関しては、
口の中(主に咽頭後壁)を撮影することでインフルエンザウイルス感染症に感染しているか判定できる、
新しい検査方法(nodocaによるAI搭載画像診断)ができました。
『nodocaは、咽頭画像と体温や自覚症状等をAIが解析することで、 インフルエンザに特徴的な所見や症状等を検出する新しいインフルエンザ検査です。 厚生労働省が定める「新医療機器」の承認を、日本で初めて取得したAI搭載医療機器となりました。 痛みが少なく、判定結果も判定開始から数秒〜十数秒でわかるので、患者さんへの負担が小さく実施できる新しいインフルエンザ検査です。』 |
*HP抜粋:nodoca
上記に記載されているように、問診票を入力し喉の撮影をするだけなので
数分で痛みもなくインフルエンザウイルス感染症に罹っているか判断することができます。
『インフルエンザの診断に役立つ情報には、 nodocaは、治験を経て厚生労働省が定める新医療機器として承認されるとともに、 |
*HP抜粋:nodoca
検査の手順
AIが画像診断するといっても難しいことはありません。
①nodoca用の問診を入力
②喉の撮影を行います。
③撮影後、喉の所見を確認し判定ボタンを押します。
④インフルエンザに感染しているかどうか、一緒に確認し結果を踏まえて診察となります
このように、特別なことはせず数分で結果を知ることができます。
検査適応
①6歳以上であること。
6歳以上のみ検査可能です。
6歳未満のお子様に関しては、臨床試験上、有用性が確立していないため、抗原検査での検査実施となります。
6歳未満のご兄弟がいる場合、6歳以上のお子様はnodocaを実施することが可能ですが、6歳未満のご兄弟は実施することができません。
②口を大きく開けることができること。
口の中というより、喉(咽頭後壁)の撮影となるためカメラを少しだけ深く入れる必要があり、口を大きく開ける必要があります。
この二つの条件を満たせば、ほとんどの患者さんが検査可能です。
当院では、Web問診にて検査希望の有無を質問しております。検査希望の場合は、Web問診にてご選択ください。
最後に
一般的なインフルエンザ感染症抗原検査は、発熱後12〜24時間以降でなければ判定が難しいことがあります。
しかし、発熱早期に関しては『nodoca(AI搭載インフルエンザ検査医療機器)』の方が抗原検査よりも精度が高いと言われています。
また、クリニックで実際にnodoca(AI搭載インフルエンザ検査医療機器)を使用しての検査では、
痛みをほとんど感じないため、子どもたちが泣かずに検査を終えることができ、満足度は高いように感じます。
一方で、6歳未満に適応はなく、口の検査が苦手な場合(咽頭反射が強い子)には使いづらいことがあるため、お子さんに合った検査方法を選択していただければと思います。
初めてのことで、ご不明点やご不安な点が多いかもしれませんが気になることがありましたら気軽にスタッフにお声がけください。