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2023年!ほんとに大切インフルエンザワクチン!

[2023.09.09]

はじめに

まだまだ、夏バテを感じる暑さが続きますね。
こんにちは、アクアキッズクリニックです。
コロナウイルスが5類感染症になり、皆さんマスクを外し普段通りの生活を送る人たちが増えてきましたね。

今年の夏は、ヘルパンギーナを始めとした夏風邪が大流行し、インフルエンザウイルスに関しては夏の間も感染する子ども達がみられるほど通年感染するウイルスになりつつあります。
様々なウイルスが流行している時期には、手洗い・うがいやマスクなどの感染対策も大切ですが、注意していても病気にかかってしまうことはあります。
そのため、重症化しないためにワクチンを接種することはとても重要なことです。

当院の予約詳細はこちら

 

上記に記載したように、流行してるインフルエンザウイルスに今年も負けないよう、しっかりと対策をして一緒に乗り切って行きましょう。

今年のインフルエンザ予約については別途ご案内となります。

では、インフルエンザとは何か覚えてますか?

一緒におさらいしていきましょう。

インフルエンザってこわいの?ただの風邪?

 

インフルエンザウイルス感染症は、インフルエンザウイルスへの感染が原因となって起こる感染性の病気です。
新型コロナウイルス感染症が流行する前は、毎年冬から春先にかけて流行していました。

症状は咳や鼻水といった風邪に似た症状が見られますが、倦怠感や筋肉痛、38℃以上の発熱が出るなど、全身に症状が現れることも多いです。
多くの方は、軽症で回復します。
重症の場合には、肺炎や脳炎になり、場合によっては命を落とす危険性のある疾患です。

小さなこどもたちに関しては、急激に悪化する急性脳症が増加することが明らかになっています。
毎年50-200人のインフルエンザ脳症が報告されていて、その約10-30%が死亡しています。

国立感染症研究所のホームページでも

「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」である

と記載されています。

『予防することが大切』な疾患の一つです。

そもそもワクチンって必要なの?

ワクチンはインフルエンザを予防する上で、もっとも重要な対策の一つです。

陽性と判断されたインフルエンザに対して、2019/20シーズンのワクチン有効率は60-70%でした!
(3歳未満小児におけるインフルエンザワクチンの有効性:2018/19~2019/20シーズンのまとめ)

一方で、
「インフルエンザワクチンを打ったけど、インフルエンザにかかった!」
「インフルエンザワクチンを打たなかったけど、インフルエンザにかからなかった!」

という声を聞いたことがある方も多いと思います。

これは、期待した結果に反していたため、人に言いたくなるという、人間の心理からくるものです。
「インフルエンザワクチンを打ったから、インフルエンザにかからなかった」
「インフルエンザワクチンを打たなかったから、インフルエンザにかかった」

という言葉をあまり聞いたことがないのは、期待した結果を得ることができたためです。

周囲からの不確定な情報ではなく、正しい医療情報をもとに接種を行っていただければと思います。

ワクチンを打つ時期はいつがよいの?

日本は例年12-2月にかけて流行のピークを迎えるため、11月末までに接種を完了すると良いとされています。
しかし、今年は例年とは違い夏のあいだ感染数が多いわけではありませんが、途切れることなくインフルエンザウイルス感染者がみられてました。

そのため、早い段階でのインフルエンザワクチンの接種をおすすめします。

 

インフルエンザウイルスにすでに罹ってしまったが、
ワクチン打った方がいいの?

厚生労働省には、

「一般に、インフルエンザに自然感染した場合は免疫抗体を獲得し、  そのため、 病気 の進行(発症)を軽減することは可能と考えられる。 明らかにインフルエンザに罹患した者は、同シーズンにおい ては、同株のワクチンを接種する必要性は乏しいと考えられる。」

と記載されています。

例年であれば、10月あたりからワクチン接種を開始し12月からの流行期に備える流れであり、
流行期に罹患したとしても同期のインフルエンザと同じ種類の株である可能性が高いため、接種の必要性は低いと言われています。

インフルエンザウイルスは変化の早いウイルスであり、毎年流行するであろうウイルスの型を予想してインフルエンザワクチンを製造しています。
そのため、毎年インフルエンザワクチンを接種する必要があります。

しかし、今年のインフルエンザ罹患者は流行時期を大幅に超え、通年みられるようになりました。
もし、インフルエンザに罹患したとしても以前のウイルスの型なのか今年のウイルスの型なのか見分けはわかりません。

 

このことから、重症化を防ぐためにはインフルエンザワクチンの接種を推奨しています。

注射をするといった、痛みを伴う処置であるのでワクチン接種に不安や疑問がある場合には、遠慮せずスタッフに相談してみてください。

*索引:新型インフルエンザ既感染者に対するワクチン接種について

ワクチンを打つのが心配。話を聞きたい場合は?

  • 卵アレルギーがあって心配
  • 熱性けいれんがある
  • 以前インフルエンザワクチンを打って発熱した
  • そもそも打ってよいのかわからない

など心配がある方は、一般予約を取得して、質問することもできます。

当院には、小児科専門医のほかに、小児科に精通した看護師も在籍しています。

心配がある方は気軽にご相談ください。

 

〈2023年9月14日追加〉

鼻から接種可能なインフルエンザワクチンは実施できますか?

第一三共、経鼻インフルワクチンが承認 24年度発売

ニュースなどで知っている方もいらっしゃるかと思います。経鼻インフルエンザワクチンが承認されました。

しかし、発売は2024年から発売となっておりますので、今年は接種はできません。

来年度から実施できるようになりますので、また来年にご検討していただければと思います!

 

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